ソルフェージュ教材紹介

おかげさまで、当教室のソルフェージュ教室は大変盛況頂いております。
今さらではありますが、当教室で使用しているソルフェージュ教材をご紹介していきたいと思います。
まずは、~小学生くらいが対象のものです。

これらの教材は、まだ文字を読めない小さなお子さま向けのものです。
楽譜の記号と実際に響いている音を直感的に結びつける練習で、
文字より先に音に触れて頂くには最適な教材となっています。
絶対音感教育などもここからスタートとなります。

このレベルの副読本としては、
以下の「ソルフェージュの庭」があります。


小学生高学年以降や、大人になってから音楽を学びたいという方には、まずはこちらの「コールユーブンゲン」をおすすめしています。
19世紀の中ごろから、ずっと使われ続けいる、由緒正しい教則本です。
音高受験、音大受験においても必須で、音大生のほぼ100%はお世話になったことのある教則本ではないでしょうか。
2度音程から複雑な音程まで、着実に一歩ずつ進めていく、間違いのない教本です。

副読本として、以下の「リズムの基礎」も用います。
コールユーブンゲンではカバーしきれないリズムのとり方などは、こちらで補っていきます。

コールユーブンゲンが十分に習熟してきたらこちらの「視唱の練習」という教本をよく使っています。
この本は、初歩の和声音のみからなる旋律から、非和声音を含むもの、近親調転調から最終的には最難関である遠隔調転調まで幅広い難易度がカバーされています。
ハ長調以外の調も充実しており、個人的には非常に優れた教科書だと思っています。
課題も音楽的で、歌っていて西洋音楽のエッセンスが感じられるものが多いです。

このレベルの副読本としては定番の「コンコーネ」と、東京音楽大学付属高校のテキストがもととなっている、「新曲視唱」の教科書を用います。
また、まだあまり使ったことはないですが、国立音楽大学編の「ソルフェージュ」という教本もあります。他の教材とは、また違った視点でソルフェージュ練習できる教本だと思っています。
このレベルまで達すれば、単純な楽譜くらいならば、見て音が頭で響くという体験ができることでしょう。


視唱に慣れてきたら、聴音課題にもチャレンジしていきます。
以下の2つの教本はよく用います。
基本的に聴音は、視唱にある程度慣れてきてから取り組むのが良いかと個人的には思っております。
また聴音は、楽譜を記譜する、という作業が必要になりますので、楽典の知識も多少必要です。
当教室は、楽典のレッスンも行っており、そちらも多数教材がありますが、その紹介はまたの機会に。

3つめの画像の「紙の束」は、当教室オリジナルの初級から上級までを網羅した聴音課題です。
単旋律、複旋律から和声聴音など、幅広くカバーしていますし、生徒さんの需要に合わせた聴音課題を作っています。

ほかにもまだあるのですが、以上が当教室の主な教材になります。
是非、ご参考になさってください!

2023-01-13 | Posted in その他No Comments » 

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