サントゥール

サントゥール(santour,santoor,santor)はペルシャ(現在のイラン)の伝統楽器です。
日本では聞きなれないマイナーな楽器ですが、イランでは現在も多くの人々に親しまれている楽器です。

サントゥールの写真台形の木箱に多弦を張った打弦楽器で、ピアノの祖先にあたる楽器とされています。

弦は全部で72本あり、4本の弦が1セットになっています。18コース72弦です。

その弦を2本の撥(mezrabメズラーブ)で叩いて演奏します。小さい外見ですが、音域は意外と広く幅広い表現が可能です。

 

ピアノの中身を見たことのある方は、ピアノの音が鳴る仕組みは、弦をハンマーで叩くことだということをご存知かと思います。サントゥールはまさにピアノの中身が表面にそのまま出てきたような形です。
手に持った撥で直接弦を叩くという演奏方法は、アナログなピアノを演奏しているイメージです。

☆ペルシャ音楽用ツイッター始めました!(2022年4月)
演奏動画などはこちらに色々アップしています。
bulbul【ペルシャ音楽デュオ】
@persianmusicduo

 

演奏写真

 

 

 

 

 


現代音楽では、グランドピアノのふたを開けて、その中の弦を押さえたり、マレットで叩くという奏法がありますが、マレットで叩く様子などまさにサントゥールを連想します。
サントゥールの仲間は東西に広く分布しており、インドのサントゥール、ヨーロッパにはダルシマー、ツィンバロムなどがあり、中国には陽琴という楽器があります。

私は駱駝の鈴の音が響き渡るシルクロードに思いを馳せます。その荷の中にこのサントゥールはあったのだろう。そして、この心が蕩けるような音色はかつて大陸で多くの人々を魅了したことでしょう。。

楽器の変遷にはロマンを感じますが、一体いつからこの楽器があるのかは分かりません。(最近では私はサントゥールという楽器は案外新しいのではないかと思っています。)もちろん紀元前から似た形の楽器があったことは壁画などから伝わりますが。。

金関丈夫は『木馬と石牛』のなかで、東西の説話や伝承をアクロバティックな視点から考証しましたが、どこから伝わったのかとか、この話とあの話に関係があるかというようなことは、格別に考える必要はないと言っています。私もそう思います。あるにしろ、ないにしろ、「意味のある結論は出ないにきまっているから」です。

私はこのサントゥールという楽器にたまたま出会い、学ぶ機会があり、自分自身にとってピアノと並ぶ重要な楽器となり、日々演奏している、、この日々の積み重ねを大切にしたい。そして演奏やレッスンを通して、このサントゥールという楽器の魅力を少しでも多く伝えられたら、と思っています。


♪サントゥールのレッスンについて♪

サントゥールのレッスンも2015年より開始しました。体験レッスンも随時受け付けております。
レッスン料は1レッスン1時間5000円。体験レッスンは2500円です。(レッスン時間は30分、45分、90分などにもできます。料金はご相談下さい。)
2018年より、大阪トルコ文化センターでもサントゥールの講座を開始しました。(こちらでのレッスン料は大阪トルコ文化センター規定となりますので西本町教室とは若干異なります。)
また、大美野教室でもレッスンを開始する予定です。

サントゥールでの入会金も5000円ですが、これは打弦楽器であるサントゥールを演奏するために必要な撥(メズラブ)の代金としてです。楽譜は初めコピーをお渡ししますが、その後輸入するので楽譜代はかかります。
その他必要に応じてチューナーやサントゥールの台を購入していただきます。
※楽器は教室に複数台ありますので、持っていなくても大丈夫です。購入を希望の方にはイランより直輸入いたします。